黒水家住宅(高鍋藩家老屋敷)

更新日:2024年08月13日

臨時休館について

8月8日(木曜日)に発生した日向灘の地震による被害箇所復旧のため、令和6年8月21日(水曜日)まで臨時休館とします。

黒水家住宅(高鍋藩家老屋敷)のご紹介

黒水家住宅(高鍋藩家老屋敷)は、高鍋藩秋月氏の家老職を勤めた黒水家の家で、家老屋敷と呼ばれています。黒水家は代々藩の兵法家としての家柄です。越後流兵学の大家佐久間入道頼母が高鍋に下ったのは、元禄6年(1693)のことで、黒水次右衛門はこの頼母に師事し、元禄14年4月3日兵学の免許をうけます。黒水家住宅は主屋・籾蔵・土蔵・みそ蔵が建ち並び、全面に土塀が建ち、武家屋敷としては貴重なものです。
主屋は鍵座敷になった寄棟造り茅葺で玄関に向かって左に居間をとり右へ順に10畳の控の間、8畳の次の間と続き、本格的な床、書院をつけた風格ある上の間が鍵となって前方につきだしています。もともと台所部分は別棟になって後方に接続していたと思われます。このように一部改造はありますが数少ない武家屋敷であり、建築年代はこれを示す明確な資料を欠きますが、構造形式等からみて文化・文政頃(1804~1830)のものと推定されます。籾蔵は、藩政時代に藩の籾蔵として旧児湯郡役所の南側に建っていたものを明治初期に譲りうけ移築したものといわれています。この籾蔵は西南の役の際、9烈士が薩軍によって監禁された建物です。みそ蔵はみそなどをつくり貯蔵するのに使用し、重要な品物は土蔵に保管されていました。
茅葺屋根をもつ武家屋敷としては高鍋町における極めて貴重な文化遺産です。

みそ蔵・土蔵

籾蔵

黒水家住宅全景

上の間

入館料

入館料の詳細
  大人

小人・高齢者(70歳以上)

・障がい者手帳をお持ちの方とその介助者

未就学児
一般 100円 50円 無料
団体
(20人以上)
80円 40円 無料

土曜日は、町内の小中学生無料

開館時間

午前10時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで

休館日

・毎週月~水曜日(祝日は開館)

・祝日の翌日が木・金のどちらかの場合

・12月28日~1月4日

 

連絡先

0983-23-7266

この記事に関するお問い合わせ先

高鍋町役場 社会教育課

〒884-0006 宮崎県児湯郡高鍋町大字上江8335番地2
電話:0983-23-3326(生涯学習係、文化係、埋蔵文化財係) 0983-23-3701(社会体育係) 0983-23-0048(中央公民館)
ファックス:0983-21-1681

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