キオビエダシャクの被害にご注意ください
キオビエダシャクが大量発生しています
高鍋町内において、マキ科(イヌマキ(ヒトツバ)、ナギ、ラカンマキ)の害虫である「キオビエダシャク」が大量発生しています。被害拡大防止のため、ご自宅にイヌマキ等がある方は防除等の対応をお願いします。
キオビエダシャクとは
幼虫は5cm程度のシャクトリムシで、頭や側面、尻がオレンジ色で、体は灰色と黒色のまだら模様をしています。
成虫は、全体的に濃い紺色で、羽に黄色の帯があります。体長は2cm程度で、羽を広げると5cm程度になります。
幼虫は外からの刺激に弱く、木を揺らしたりすると、糸を吐きながら垂れ下がってきます。
幼虫のみ、マキ科(イヌマキ(ヒトツバ)、ナギ、ラカンマキ)の葉を食害します。全葉食害を繰り返すと樹木が枯死する場合があります。
防除方法・駆除方法について
1.幼虫の発生が少ない場合
木を揺すって落ちてきた幼虫を捕殺します。また、木の根元の土中に茶褐色で紡錘型をしたサナギがいますので、掘り出して捕殺します。成虫は、防虫網などで捕殺します。
2.幼虫が大量発生しているとき
薬剤散布が効果的です。薬剤がムラなく葉の裏にもかかるように散布します(幼虫は葉の裏にもいます)。その後は定期的に観察して発生を確認したら散布を実施します。
ただし、薬剤散布は幼虫を殺すには効果がありますが、成虫、卵及びサナギには効果がありません。
効果のある薬剤について
効果が確認されている薬剤の例は以下のとおりです。
・「トレボン乳剤」4000倍希釈液(水4リットルあたり薬剤1ミリリットルの割合で薄める)
・「ロックオン」1000倍希釈液(水1リットルあたり薬剤1ミリリットルの割合で薄める)
・「スプラサイド乳剤」1500倍希釈液(水1.5リットルあたり薬剤1ミリリットルの割合で薄める)
※薬剤は農協、森林組合、ホームセンターなどで取り扱っています。
薬剤散布を行う際に気をつけること
1.薬剤散布を行う前には、あらかじめ近所の方にも連絡し、また、周辺の農作物や通行人等に飛散しないように注意しましょう。
2.薬剤散布は、風がない時に、日中の暑い時間を避け、朝夕の涼しい時間帯に行いましょう。
3.薬剤の使用にあたっては、ラベルの説明書を必ず読んで、記載内容に従って正しく使用しましょう。
4.薬剤の希釈倍数を間違えないように注意しましょう。(決められた希釈倍数より濃い濃度での散布はできません。)
5.薬剤散布を行う際は、薬剤が体に付着しないようにマスク、手袋、帽子、長靴、雨合羽などを着用しましょう。
6.薬剤散布後はただちにうがい、洗眼を行い、また手足等を石鹸で洗い、衣類は下着まで着替えましょう。
※農薬については、国の登録を受けて製造販売されるもので、農薬取締法による製造・使用等の制限があります。また、使用時期・回数・分量なども規定どおり行うことが義務付けられています。違反した場合は、販売者・使用者とも罰せられます。
自分で薬剤散布ができない場合は
町内の造園業者や各協会などにご相談ください。ただし、業者による薬剤散布は有料となります。
・株式会社 高鍋造園土木(0983-23-1011)
・有限会社 エル・ワイ・ケイ(0983-23-0045)
・(一社)宮崎県造園緑地協会 宮崎支部(0985-51-0208)
・(一社)日本造園建設業協会 宮崎地区(0985-51-3921)
更新日:2024年06月12日