水道施設整備事業の事前評価

水道施設整備に係る国庫補助事業を実施する際においては、事業採択の適切な実施に資する観点から、事業採択前に学識経験者等の第三者による事業評価についての意見を聴取するものとされました。

高鍋町水道施設整備事業評価委員会

（1）開催日

第1回 令和7年2月19日

第2回 令和7年2月28日

第3回 令和7年3月12日

（2）開催場所

高鍋町役場内会議室

（3）対象事業

事業名：高鍋町上水道第4次拡張事業

事業年度：令和7年度～12年度

（4）外部委員

5名（水質検査機関、水道事業経験者、水処理事業者、町民代表）

評価結果の概要と今後の対応

（1）学識経験者等の第三者の意見

老瀬浄水場は、昭和45年の供用開始から54年が経過しており、平成8年の施設改良からも28年が経過している。昭和45年当時の施設を利用している主要構造物は耐震性がなく、設備も法定耐用年数を超えて使用しているものが多数あり、水源の水質も悪化していることから、早急に再整備する必要がある。

老瀬浄水場単独での更新は、用地の問題や費用の面から困難であり、竹鳩浄水場の安定した水量と良好な水質の水源、給水人口の減少に伴うダウンサイジングの必要性、イニシャルコスト及びランニングコストの優位性など、あらゆる面において竹鳩浄水場への統合が望ましいと判断する。

また、申請事業による便益は費用を上回ることも示されている。

以上により、本事業を実施することは妥当である。

（2）対応方針

本事業に対する費用便益比は1.35であり、費用対効果の面から十分な効果が見込まれる。よって本事業の計画は適切であると判断できることから、事業を実施するものとし、その財源を確保するため国庫補助の申請を行う。

実施した事前評価の結果等を公表いたします。