大人の予防接種

更新日:2024年03月22日

麻しん・風しんの予防接種(任意接種)について

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性に対する風しん抗体検査及び定期予防接種(風しんの追加的対策事業)について

 風しんの予防接種は、現在、予防接種法に基づき公的に行われていますが、公的な予防接種を受ける機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性は、他の世代に比べて抗体保有率が低く(約80%)なっています。
 そのため、その世代の方の男性を対象に、全国で集中的に風しん抗体検査及び予防接種(風しんの追加的対策事業)が、令和元年度から令和3年度まで実施され、さらに令和7年3月31日(令和6年度末)まで実施期間が延長されています。

 風しんは、感染者の飛沫等によって他人にうつる、感染力の強い感染症です。妊娠中の女性が風しんに感染すると、お腹の赤ちゃんにも感染し、先天性風しん症候群(耳が聞こえにくい、目が見えにくい、心臓に異常がある)になる可能性があります。
 感染を拡大させないためには、社会全体が免疫を持つことが重要です。

 対象となる方には、すでにクーポン券を送付しています。まずは、同クーポン券で抗体検査を受けていただき、抗体検査の結果、十分な量の抗体がない方は、予防接種を受けましょう。なお、抗体検査・予防接種ともに無料で受けることができます。また、クーポン券を紛失等された方は、再発行しますので、イワケン健康づくりセンター(TEL:0983-23-2323)にお問合せください。

※送付済みクーポン券の有効期限は2024年3月と記載されていますが、2025年3月まで使用可能です。

 抗体検査や予防接種を実施している医療機関は、下記の厚生労働省ホームページからご確認ください。

高齢者の肺炎球菌ワクチン予防接種について

 高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンの定期接種を実施しており、令和6年4月1日以降は、以下のいずれかに該当する方が定期接種の対象です。

  1. 65歳の方
    (注意:65歳を超える方を対象とした経過措置は2024年3月31日に終了しました。)
  2. 60~64歳で、心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方
  3. 60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方

注意:定期接種は、上記1~3を通して生涯で1回のみとなります。

帯状疱疹ワクチンについて

 帯状疱疹は、過去に感染し、治療後も体内に潜んでいる水痘(みずぼうそう)・帯状疱疹ウイルスが、加齢やストレスなどによる免疫力の低下などにより発症します。50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに3人に1人が発症するともいわれています。

 帯状疱疹の予防接種には、50歳以上の方を対象に2種類のワクチンがあります。予防接種は、発症を完全に防ぐものではありませんが、発症しても軽症で済み、後遺症の予防につながるとされています。これらのワクチンは、予防接種法上、任意接種となるため接種費用は全額自己負担となります。
 帯状疱疹ワクチン接種を希望される場合には、取扱いを含め最寄りの医療機関にご相談ください。

※帯状疱疹ワクチンは、現在、厚生労働省において予防接種法に基づいて行う定期接種化について、検証・評価が進められている状況です。
【厚生労働省資料】定期接種化を検討中のワクチンについて(2022年8月4日)(PDFファイル:1.2MB)

帯状疱疹ワクチンの種類
  乾燥弱毒生水痘ワクチン
(生ワクチン)
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
(不活化ワクチン)
接種回数 1回 2回
接種間隔 1回目の接種から6ヶ月後までに2回目の接種を行う。
(標準的な接種間隔:2ヶ月後)
接種費用 1回:8,000円~10,000円程度 1回:20,000円~30,000円程度
  • 接種費用は医療機関により異なります。
  • 高鍋町では、帯状疱疹ワクチン接種に係る費用の助成を行っておりません。

 帯状疱疹の予防には、予防接種のほか、日ごろの体調管理も重要です。バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動など、できるだけ健康的な日常を保つことで、ストレスを軽減し、免疫力を低下させないように心がけましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

高鍋町役場 感染症対策係(健康づくりセンター)

〒884-0002 宮崎県児湯郡高鍋町大字北高鍋5139番地
電話:0983-23-2323
ファックス:0983-23-2344

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