地籍調査とは

更新日:2023年05月09日

地籍とは、いわば「土地に関する戸籍」のことで一筆ごとの土地に関する記録です。

わが国における土地に関する記録の約半分は、明治時代の地租改正によって作られた地図(字限図)をもとにしたもので、土地の境界が不明確であったり、測量も不正確であったりするため、土地の実態を正確に把握することができません。また、広く利用されている登記所に備え付けられている地図(公図)は、境界、形状などが現実とは違う場合があり、また、登記簿に記載された土地の面積も正確ではない場合もあるのが実態です。

限りある土地を有効活用し、保全するためには、土地の実態を正確に把握する地籍調査を実施する必要があります。

※一筆:土地の所有権等の公示のために人為的に分けた区画のことです。土地登記は一筆ごとになされ、土地取引の単位となります。

地籍調査とは?

地籍調査とは、土地分類調査、水調査と並び、国土調査法に基づく「国土調査」の一つであり、主に市町村が主体となって、一筆ごとの土地について、その所有者、地番及び地目の調査並びに境界及び地積に関する測量を行い、その結果を地図及び簿冊に作成することをいいます。地籍調査により作成された「地籍簿」と「地籍図」は、その写しが登記所に送付され、登記所において地籍簿をもとに土地登記簿が書き改められ、地籍図が不動産登記法第14条の地図として備え付けられます。

地籍調査の成果は、個人の土地取引から公的機関による地域の整備まで、土地に関するあらゆる行為のための基礎データとなるものです。

公図の例

公図の例(地籍調査前)

地籍図の例

地籍図の例(地籍調査後)

この記事に関するお問い合わせ先

高鍋町役場 建設管理課 地籍調査係

〒884-8655 宮崎県児湯郡高鍋町大字上江8437番地
電話:0983-26-2016
ファックス:0983-23-6303

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