トマトを栽培されている皆様へ~トマトキバガの対策について~
宮崎県内のトマトキバガの発生状況
トマトキバガについて、県内でフェロモントラップへのまとまった誘殺を令和5年6月に確認しています。
成虫は非常に小さな蛾で、幼虫は葉に潜り、ハモグリバエと似た「エカキ症状」を示すとともに、果実にも穴をあけ、侵入します。
海外では農薬に対する抵抗性発達の報告があり、地域にまん延すると防除が難しいため、下記の資料を参照の上、同じような被害や虫をみつけたら、児湯農業改良普及センターまでお知らせください。
児湯農業改良普及センター 0983-43-2311
農業改良普及センター トマトキバガ啓発資料 (PDFファイル: 629.1KB)
トマトキバガのハウス内への侵入、定着を防ぐために
トマトキバガのハウス内の侵入、定着を防ぐために、以下の対策を行いましょう。
【促成栽培】
片付けのときは必ず「蒸し込み」を行いましょう。
蒸し込みの際は、地際部を切断し、枯れやすくしてから蒸し込みを行います。蒸し込み期間は10日間を確保します。
その後、残渣をハウス内から持ち出し、適切に処理します。
【夏秋栽培】
1mm目合以下の防虫ネットを設置しましょう。
ほ場内をよく見回り、早期発見に努めましょう。
【トマトキバガが発生したら】
仮に、トマトキバガの発生が確認された場合は、以下の対策を取ることになりますので、まずは児湯農業改良普及センターまでご連絡ください。
・薬剤防除を行います。
現在、トマトキバガに対する登録農薬はありませんが、植物防疫法第29条第1項の規定に基づき、特別に農薬を用いることが可能です。
・被害果や被害葉には幼虫が潜んでいる可能性がありますので、適切に処分します。
効果の期待される防除薬剤や、被害果、被害葉の詳しい処分方法については児湯農業改良普及センターにご相談ください。
児湯農業改良普及センター 電話 0983-43-2311
更新日:2023年07月26日