トマトを栽培されている皆様へ~トマトキバガの対策について~

更新日:2023年07月26日

宮崎県内のトマトキバガの発生状況

トマトキバガについて、県内でフェロモントラップへのまとまった誘殺を令和5年6月に確認しています。

成虫は非常に小さな蛾で、幼虫は葉に潜り、ハモグリバエと似た「エカキ症状」を示すとともに、果実にも穴をあけ、侵入します。

海外では農薬に対する抵抗性発達の報告があり、地域にまん延すると防除が難しいため、下記の資料を参照の上、同じような被害や虫をみつけたら、児湯農業改良普及センターまでお知らせください。

 

児湯農業改良普及センター 0983-43-2311

トマトキバガのハウス内への侵入、定着を防ぐために

トマトキバガのハウス内の侵入、定着を防ぐために、以下の対策を行いましょう。

【促成栽培】

片付けのときは必ず「蒸し込み」を行いましょう。

蒸し込みの際は、地際部を切断し、枯れやすくしてから蒸し込みを行います。蒸し込み期間は10日間を確保します。

その後、残渣をハウス内から持ち出し、適切に処理します。

【夏秋栽培】

1mm目合以下の防虫ネットを設置しましょう。

ほ場内をよく見回り、早期発見に努めましょう。

【トマトキバガが発生したら】

仮に、トマトキバガの発生が確認された場合は、以下の対策を取ることになりますので、まずは児湯農業改良普及センターまでご連絡ください。

・薬剤防除を行います。

現在、トマトキバガに対する登録農薬はありませんが、植物防疫法第29条第1項の規定に基づき、特別に農薬を用いることが可能です。

 

・被害果や被害葉には幼虫が潜んでいる可能性がありますので、適切に処分します。

効果の期待される防除薬剤や、被害果、被害葉の詳しい処分方法については児湯農業改良普及センターにご相談ください。

 

児湯農業改良普及センター 電話 0983-43-2311

この記事に関するお問い合わせ先

高鍋町役場 農業政策課 農林畜産係

〒884-8655 宮崎県児湯郡高鍋町大字上江8437番地
電話:0983-26-2021
ファックス:0983-23-6303

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