鳥獣被害対策について
高鍋町における鳥獣被害の現状について
全国各地で鳥獣被害が深刻な問題となっています。
高鍋町においてもシカやイノシシ、サル、アナグマ、タヌキ、イタチ、ヒヨドリ、カラスによる農作物への食害のほか、庭や公園等への糞害等が町民の皆様から寄せられています。
野生鳥獣による被害の防止のために
〇野生鳥獣を近づけさせないために
鳥獣被害を防止するためには、捕獲だけではなく集落に野生鳥獣を近づけさせない環境づくりが重要です。
【食べ物を管理する】
・野生動物を人里に誘因する最大の要因である餌(放任果樹・作物残さ)を除去します。
・ペットの餌の食べ残し等も野生鳥獣を呼び寄せます。
・収穫しない果樹は、イノシシやサルの食糧源となります。放任果樹は伐採することが望ましいですが、伐採しない場合は可能な限り収穫するか、収穫できない場合は実を落として処理してください。
【隠れ場所をなくす】
・雑草や竹林の刈り取り
野生動物は、隠れる場所のある環境を好みます。家の周りの雑草を刈り、竹林の管理を心がけて下さい。
・農地周辺の環境整備
農地の周辺に隠れ場所が無いよう、定期的に確認、整備してください。
【侵入防止柵の設置・維持管理】
・農地の周辺に電気柵等侵入防止柵を設置することで、被害を大幅に減らせます。
・すでに設置されている柵は、定期的に点検し破損個所の修理を行ってください。電気柵の場合は漏電等の点検、管理を定期的に行ってください。
イノシシ・サルに出会ったときは
〇イノシシに出会ったら……
・決して近づかない、追い立てない
イノシシは警戒心が強く、追いつめられると攻撃的になります。見かけたら静かにその場を離れてください。
背中を向けて急に走り出したり、大声を上げたり、石を投げたりすると、驚いて突進してくる(パニックになる)ため絶対に避けてください。
・子イノシシを連れている場合は特に注意
親イノシシは子イノシシを守ろうと攻撃的になります。子イノシシを連れている場合は、すぐに安全な場所に移動してください。
〇サルに出会ったら……
・目を合わせない、近づかない。
サルと目を合わせると、威嚇(攻撃の合図)とみなされて襲いかかられる原因になります。こちらから近づいたり、大声を出したり、威嚇したりしないようにしてください。目線を下げて、ゆっくりと後ずさりしてください。
・食べ物を与えない
サルに食べ物を与えると、人間を恐れなくなり更なる被害につながります。お弁当やお菓子などを持ち歩く場合は注意してください。
タヌキの溜め糞対策
〇糞の安全な処理と消毒
・服装、道具:マスク、ゴム手袋、長靴を着用し、スコップやちりとりを使って回収します。
・廃棄:ビニール袋に入れて口を固く縛り、燃えるゴミで処分します。
・消毒、消臭:糞があった場所は、次亜塩素ナトリウム(塩素系漂白剤を薄めたもの)や熱湯、エタノール等でしっかりと消毒し、タヌキの「マーキング臭」を完全に消し去ります。
〇忌避剤等による臭い対策
糞の臭いやマーキング臭が消えた場所に、タヌキが嫌がる臭いを施します。
・タヌキが嫌がる臭い:木酢液、竹酢液、ハーブ系の臭い、またはタヌキ用忌避剤などの薬品の臭いです。
・忌避剤等は雨で流れるため、定期的に補充が必要です。また、同じ臭いに慣れてしまうことがあるため、異なる対策をローテーションするのも有効です。
〇物理的な侵入、再発防止
臭いだけでは再び戻ってくることがあるため、「そこに入らせない、糞をさせない」物理的な対策が不可欠です。
・ネットや柵の設置
庭や畑の周りに防獣ネットや金網を張ります。タヌキは頭が入り込める隙間や、少しのめくれがあれば侵入するため、ネットの裾を地面にペグで留めるか、土や重しで押さえて下からの潜り込みを防ぐことがポイントです。
・通り道の封鎖
床下の通気口、ウッドデッキの下、物置の隙間など、隠れ家になりそうな場所は金網などで塞ぎます。
〇餌場にしない環境づくり
タヌキが居着く最大の原因は餌となるものがそこにあるためです。
・生ごみ・ペットフード:生ごみは屋外に放置せず、蓋つきの容器に入れるようにしてください。また屋外でペットを飼育している場合は、餌を出しっぱなしにしないでください。
・農作物の管理:畑、家庭菜園で発生した収穫残さ(不用になった野菜や落果)をそのまま放置せず、速やかに処分してください。
・草刈り、見通しの改善:庭や畑の雑草を刈り、見通しを良くすることでタヌキが身を隠す場所をなくし、警戒心を高めさせます。
鳥獣被害対策に利用できる町の補助金(農業者向け)
高鍋町が実施している鳥獣被害対策補助事業は以下のとおりです。
〇高鍋町有害鳥獣被害防止対策事業補助金
・対象者:高鍋町内に住所を有し、鳥獣により農地、農作物又は農地に付属する設備への被害を受けた者、又は被害を受けることが予想される者です。
・事業内容:補助金の交付の対象となる経費は、鳥獣による被害を防止するために設置する以下の資材の購入費用です。
(1)電気防護柵の本体及び付帯設備
(2)その他、野生鳥獣から農作物を守る機能を有すると認められる資材等
・補助率等:補助率は補助対象経費(税抜き価格)の1/3です。ただし、1,000円未満の端数が生じた場合は、その端数を切り捨てるものとします。
事業の詳細については高鍋町農業政策課農林畜産係までお問い合わせください。






更新日:2026年09月24日