高鍋湿原

更新日:2024年04月15日

開園について

開園期間:令和6年3月24日(日曜日)~11月中旬(開花状況により決定します。)

開園時間:9時~17時

※湿原の動植物は持ち出し厳禁です。

※ペットの入園はお控えください。

見ごろの植物

サワオグルマ

サワオグルマ
湿地に⽣える多年草。茎は60センチほど伸び、先端が枝分かれして⻩⾊い3センチ程の花をつける。花が終わると、種⼦は綿⽑をつけ⾵で⾶散して増える。湿原の開園時期を彩る花。
東部湿原及び⻄部湿原の⼊り⼝に群⽣している。
⾒頃は3⽉下旬から4⽉頃。

ハルリンドウ

ハルリンドウ

日当たりの良いやや湿った山野に生える2年草。草丈は10センチくらいで淡緑色をし、花茎は数本が集まって立ち上がり先端に青紫色の漏斗状の花を1個ずつつける。

西部湿原の遊歩道沿いに見ることができる。

花期は4月中旬~5月上旬頃。

見ごろのトンボ

ホソミオツネントンボ

ホソミオツネントンボ
⽔草の多い池で⾒られる細⾝のトンボ。体長は3.5-4cm。成⾍のまま越冬するため、越年(おつねん)の名が付いている。
東部湿原のガマの池で多く⾒ることができる。
⾒頃は4⽉~5月頃。

ハラビロトンボ

ハラビロトンボ

湿地で見られる中型のトンボ。体長は3-4cm。他のトンボに比べて腹部が極端に太く扁平で短い。特にメスの腹部はオスより太く目立つ。オスの成虫は体色が濃い青になるが、メスの体色は鮮やかな黄色と黒色の縦縞模様になる。

湿原全域で見ることができる。

見ごろは4月~8月頃

ガイドをご希望の方は

高鍋湿原では、10名以上の団体様向けにボランティアガイドを行っております。

ご希望の方は、予約申込書↓に記入の上、ファックスで送信していただくか、社会教育課文化係(0983-23-3326)までお問い合わせください。

※ガイド員の調整がありますので、当日の1週間前までにお申込みください。

「高鍋湿原を彩る風景・動植物の写真」の募集について

高鍋湿原の写真(風景・季節のトンボ・花)の写真を募集しています🌻

投稿した写真は、このページで紹介を行い、湿原やその他施設で掲示させていただきます♪

以下の募集要項を確認の上、高鍋湿原宛アドレスに、

件名に「高鍋湿原写真応募」、

本文に1.氏名(ニックネーム可)2.作品名3.撮影日

をご記入の上、JPEGデータ(最大3MB)でお送りください。

高鍋湿原のご紹介

高鍋湿原は、県営高鍋防災ダム工事で表土を削られた所に周辺の林や沢から水が流れ込んで湿原となったもので、町の西部の海抜約60メートルの高台に位置しています。東部と西部に分かれており、両湿原遊歩道はトンボの橋で結ばれています。自生している植物はサギソウ、ミズギボウシ、ミミカキグサ、ヘビノボラズなど400種近く。大陸系の寒地性の植物が多いのが特徴で、南限といわれる植物も多数あります。昆虫では、日本産では最も小さいハッチョウトンボのほか、ハラビロトンボ、コノシメトンボなど数多くのトンボが飛び交っています。

東部湿原

東部湿原

西部湿原

トンボの橋

主な植物

サギソウの写真

サギソウ

学名:Habenaria radiata

絶滅危倶種の一つ。夏に白鷺が翼を広げたような形の花を咲かせることが名前の由来です。

ナガバミズギボウシの写真

ナガバミズギボウシ

学名:Hosta longissima

他のギボウシよりも細長い葉をつけ、紫色の細長いラッパ形の花を咲かせます。

ミミカキグサの写真

ミミカキグサ

学名:Utricularia bifida

湿地に生える多年生の食虫植物。花が取れた後の顎が残った様子が耳かきに似ていることから名が付きました。

ヘビノボラズの写真

ヘビノボラズ

学名:Berberis sieboldii

九州では宮崎県のごく一部にしか見られない植物。名前は、新芽には葉の付け根に鋭いトゲがあり、蛇も登れそうもないことに由来します。

オミナエシの写真

オミナエシ

学名:Patrinia scabiosaefolia

秋の七草の一つとして知られます。日本では昔から前栽、切花などに用いられ、漢方にも用いられます。

ヌマトラノオの写真

ヌマトラノオ

学名:Lysimachia fortunei

湿地に地下茎をのばして群生する多年草です。オカトラノオに似ていますが、花穂が直立していて葉が細いのが特徴です。

ヒメノボタンの写真

ヒメノボタン

学名:Heterocentron elegans

8月に紅紫色の花を咲かせます。東部湿原に群落があり、西日本でも株数の多いところとされています。(ヒメノボタンのヒメは、小さいという意味です)

主な動物

ハッチョウトンボの写真

ハッチョウトンボ

学名:Nannophya pygmaea

ハッチョウトンボは環境省が自然環境の良好度の指標として指定した十種の「指標昆虫」の一つで、綺麗な湧き水の有る湿原にしか住めないと言われています。日本産では最小のトンボで、その体長はわずか10ミリ~14ミリ。羽化直後は雄雌ともに黄色と黒色の縞模様をしていますが、雄は成熟すると鮮やかな赤色になります。5月から8月にかけて見ることができます。

コノシメトンボの写真

コノシメトンボ

学名:Sympetrum baccha matutinum

腹長は25ミリ前後で、翅の先端部の黒い模様が特徴的なトンボです。

ハラビロトンボの写真

ハラビロトンボ

学名:Lyriothemis pachygastra

その名のとおり、腹の部分の幅が広いのが特徴です。成熟した雄は濃い青色、雌は黄色と黒色の斑模様をしています。

ベニトンボの写真

ベニトンボ

学名:Trithemis aurora

九州南部から南西諸島にかけて生息するトンボで、成熟した雄は赤紫色をした綺麗なトンボです。

メダカの写真

メダカ

学名:Oryzias latipes

近年減少が心配されているメダカですが、高鍋湿原ではまだまだたくさん見ることができます。

この記事に関するお問い合わせ先

高鍋町役場 社会教育課 文化係

〒884-0006 宮崎県児湯郡高鍋町大字上江8335番地2
電話:0983-23-3326
ファックス:0983-21-1681

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