燃油、肥料等農業資材高騰に対する、国、県の事業について

更新日:2022年08月15日

近年の重油価格高騰に伴う燃油、肥料等の農業資材高騰対策について、国、県の事業を紹介します。

事業内容を確認の上、ご活用ください。

 

【県の事業】

〇被覆資材等価格高騰対策緊急支援事業

農業用資材の急激な価格高騰による農家経営への影響を緩和するため、生産コストに占める割合が高く、作物生産に影響が大きい資材について支援し、農家経営の安定化を図ります。

<補助対象者>

資材販売業者

<補助対象経費>

農業者が購入する農業用生産資材(ハウス被覆資材、マルチ資材、サイレージ用ラップ)の販売額を減額することに要した経費(定額)

<応募期間>
令和4年7月20日(水曜日)から令和4年8月26日(金曜日)まで

 

〇堆肥等利活用促進緊急体制整備事業

化学肥料の価格高騰に対応するため、化学肥料代替品としての堆肥の活用を推進することを目的に、堆肥散布事業者の人材育成や機械導入等の体制整備を支援します。

<補助対象者>

県内の農業者から堆肥散布作業を受託する県内事業者

<支援内容・補助率>

1.散布機械の操縦に必要な資格取得、研修受講に係る経費…2分の1以内

2.堆肥散布機械等の導入に係る経費…2分の1以内

<募集期間>

令和4年7月20日(水曜日)から令和4年8月15日(月曜日)まで

 

〇みやざき施設園芸省エネ転換緊急対策事業

燃油価格高騰の影響を受けにくい施設園芸経営への転換や負担軽減を図るため、省エネ機器・資材等の導入を支援します。

<事業内容>

1.ヒートポンプの導入を支援します。

燃油使用量や燃焼時に排出されるCO2を削減するため、ヒートポンプの導入を支援し、電気エネルギー利用等への転換を促進します。

2.機能性被覆資材の導入を支援します。

保温効果が高く、湿度調整ができるなどの省エネにつながる被覆資材の導入を支援します。

<補助率・事業の要件>

・補助率…2分の1以内

・要件

(1)国の「産地パワーアップ事業」のうち「施設園芸エネルギー転換枠」の活用ができない経営体であること

(2)現在、重油暖房機を使用し、重油使用量を削減すること

・事業内容の1に取り組む場合、または1と2療法に取り組む場合…15%以上削減

・事業内容の2のみに取り組む場合…5%以上削減

(3)地域の3戸以上の農業者で組織する団体であること

(4)施設園芸セーフティネット構築事業に加入すること

(5)機能性被覆資材の導入に当たっては「被覆資材等価格高騰対策緊急支援事業」を実施していないこと

(6)ひなたMAFinメールマガジンに登録すること

 

【国の事業】

〇肥料価格高騰対策事業

<事業の趣旨>

肥料の高騰による農家経営への影響を緩和するため、化学肥料の2割低減の取組を行う

農業者に対して、肥料コスト上昇分の7割を支援します。

<生産者の対象者と参加要件>

(支援の対象者)

・化学肥料の使用量の2割低減に向けて取り組む農業者のグループ。

(農業協同組合、特定農業団体、民間事業者、一般社団法人、一般財団法人、NPO法人、その他農業者の素子くする団体 など)

・参加農業者は5戸以上の販売農家とする。

(参加要件)

・化学肥料の2割低減を実現するため、取組メニューの中から2つ以上を実施。

・取組は本年から2年間に実施。

・これまでの取組も考慮し、同じ取組については拡大・強化も対象。

<支援額>

本年の肥料費に対して、前年からの価格上昇率や使用量低減率(化学肥料低減の取組)により、肥料費の増加額を算定し、その7割を補填します。

<対象となる肥料>

令和4年秋肥~令和5年春肥として購入した肥料。

・令和4年6月から10月までに購入または購入することが確実な令和4年の秋用肥料として使用するもの。

・令和4年11月から令和5年5月までに購入または購入することが確実な令和5年の春用肥料として使用するもの。

【取組メニューの例】

・土壌診断による施肥設計

・生育診断による施肥設計

・たい肥の利用、下水汚泥の利用など国内資源の利用

・有機質肥料の利用

・緑肥作物の利用

・局所施肥(側条施肥、ドローンの活用等)の利用

・地域特定技術(都道府県協議会が認める技術)の利用…など

【支援金計算式】

支援額=肥料コスト増加分(※)×0.7

(※)肥料コスト増加分=当年の肥料購入費-(当年の肥料購入費÷価格上昇率÷使用低減率)

※価格上昇率:当年と前年の農業物価統計から算出

※使用低減率:使用量低減には時間がかかることを考慮し、本年秋肥及び来年春肥の使用低減率を1割(0.9)とする。

<スケジュール>

令和4年8月:県段階の組織(申請窓口)の体制づくり

令和4年10月頃~:農業者グループからの申請(秋肥分)

令和4年12月頃~:農業者グループへの支援金の交付(秋肥分)

令和5年2月頃~:農業者グループからの申請(春肥分)

令和5年3月頃~:農業者グループへの支援金の交付(春肥分)

この記事に関するお問い合わせ先

高鍋町役場 農業政策課 農林畜産係

〒884-8655 宮崎県児湯郡高鍋町大字上江8437番地
電話:0983-26-2021
ファックス:0983-23-6303

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